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ねこクラゲ版「薬屋のひとりごと」の連載中止は考えていない──スクウェア・エニックスが方針明かす

» 2024年07月24日 16時38分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 「『薬屋のひとりごと』の連載中止などは考えていない」──スクウェア・エニックスは7月24日、ITmedia NEWSの取材に対してこのような考えを明かした。同作を巡っては、作画担当者・ねこクラゲ氏が所得税法違反で問われた裁判で、福岡地裁が同日、懲役10カ月、執行猶予3年、罰金1100万円の有罪判決を言い渡したと産経新聞などが報じていた。

ねこクラゲ氏が作画担当を務めている漫画「薬屋のひとりごと」(Amazonの商品ページから引用

 ねこクラゲ氏は、2019〜21年にかけて所得約2億6000万円を申告せず、所得税約4700万円を脱税したとして、福岡国税局に告発されていた。脱税した金は不動産購入などに充てていたという。ねこクラゲ氏は4月1日、自身のXアカウント(@nekokurage_)ですでに全額納付済みであると明かしていた。

ねこクラゲ氏が4月1日に投稿した税務申告に関する報告

 ねこクラゲ氏が作画担当を務めている漫画「薬屋のひとりごと」は、スクウェア・エニックスが発行する月刊漫画誌「月刊ビッグガンガン」にて現在連載中の作品だ。今回の報道を受け、同作の連載継続についてスクウェア・エニックスに尋ねると「特に中止などは考えていない」と話した。

 漫画「薬屋のひとりごと」は、小説家・日向夏さんの同名小説を漫画化した作品。月刊ビッグガンガンでは2017年5月から連載している他、小学館の月刊サンデーGXでも「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」として、倉田三ノ路氏によって漫画化されている。

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