共同通信は4月1日、青年向け漫画雑誌「月刊ビッグガンガン」で連載中の作品「薬屋のひとりごと」の作画担当者・ねこクラゲ氏が所得税法違反の容疑で告発されたと報じた。この報道を受け、ねこクラゲ氏は自身のXアカウント(@nekokurage_)にて確定申告を怠っていたと明かし、報道内容を事実と認めた。
共同通信によると、所得約2億6000万円を申告せず、所得税約4700万円を脱税したとして、福岡国税局が2月29日付で所得税法違反の疑いとして福岡地検に告発したという。告発容疑は2019〜21年で、脱税した金は不動産購入などに充てていたとしている。
ねこクラゲ氏は「2022年に税務署から本税、延滞税、無申告加算税を納めるよう、指示を受けた」と告白。現時点ではすでに全額を納付済みで、税理士に依頼の上で適正な申告・納税を続けていると明かした。
ねこクラゲ氏は「以前の私は税金に関して無知であったため確定申告を怠っていました」「私の無知不勉強が招いた結果は全て受け止めます」とし「今回このようなことになってしまい、申し訳ありません」と謝罪した。
ねこクラゲ氏が作画を担当している漫画「薬屋のひとりごと」は、小説家・日向夏さんの同名小説を漫画化した作品。漫画は2017年5月から連載しており、テレビアニメも23年10月〜24年3月にかけて放送していた。
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