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キヤノンの新しい“2つのハイエンド”は何がすごいのか? 「EOS R1」「EOS R5 Mark II」を見てきた荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2024年07月28日 17時49分 公開
[荻窪圭ITmedia]

EOS R1もR5 Mark IIも裏面照射積層センサーを採用

同世代の新技術を搭載したEOS R1とEOS R5 Mark II。「Canon EOS Presentation」より

 EOS R1は何はともあれ「EOS-1」の系譜を継ぐフラッグシップモデル。かつて、EOS-1が高速AFと高速連写で高い評価を得て以来、EOSの「1」はこの2つが最優先だったといって過言じゃないだろう。

 そして新型の裏面照射積層センサーを開発。

 グローバルシャッターではないものの、電子シャッター時でも「EOS-1D X Mark III」(もちろんメカシャッター)と同等のローリングシャッター歪みを実現……つまり、一眼レフで撮るのとEOS R1の電子シャッターで撮るのはまったく変わらんよ、ということだ。

EOS R1の新型イメージセンサー。約2420万画素で裏面照射積層CMOSセンサーである

 電子シャッター時は最高で秒40コマで、最大20コマのプリ連続撮影が可能となっている。

 そのために「DIGIC X」の前段に「DIGIC Accelerator」を置き、より高速でハイレベルな処理が可能になったそうな。もちろんAFも強化、トラッキング性能が上がった。

 ちなみに、「EOS R5 Mark II」も裏面照射積層センサーを搭載。

EOS R5 Mark IIのイメージセンサー。約4500万画素の裏面照射型積層センサーであり、EOS R1ほど高速ではない

 こちらは画素数が多いこともあって、EOS R1ほど高速ではないが、それでも歪みはEOS R5の約40%に抑え、デフォルトで「電子シャッター」を使う設定になってるそうな。

 EOS R5 Mark IIの連写は秒20コマ。そこにちょっとR1との差が出ている。これで、EOS R1、R3、R5 Mark IIと3モデルが「積層センサー」になった。

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