2024年1月に独立したおもしろテキストメディア「デイリーポータルZ」が、約3カ月で黒字化した。過去に黒字だったのは2010年6月のひと月だけ。それ以前も以降も赤字運営だったが、今回初めて、黒字が3カ月以上続いているという。
黒字化の最大の要因は、システムのコスト削減だ。
以前はサーバにAWSを使っており、月60〜80万円(ドル円相場により上下あり)かかっていたが、GMOペパボの「heteml MAX」に変えたことで月6万6000円に激減した。サーバコストを含む月のシステム費用は約100万円から20〜30万円まで抑えられたという。
収入面では、有料会員サービス「デイリーポータルZをはげます会」を中心に、記事広告などが順調に推移しているという。
黒字化を達成したWebマスターの林雄司さんは、「赤字になるぐらい変わったことをします!」と意気込みを語っている。
デイリーポータルZは2002年にニフティが開設。ニフティのコンシューマー部門売却に伴ってノジマ傘下に移り、その後東急グループに移籍した。2024年1月に独立し、Webマスターの林さんが代表を務める「デイリーポータルZ株式会社」が運営を引き継いだ。
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