懐かしいスタイルのコンパクトデジカメが復活した。デジタル一眼っぽいデザインの超高倍率ズーム機。とにかく超望遠、という分かりやすいスタイルは、一時期当たり前のように各社のラインアップにあったものだが、コンパクトデジカメ市場の衰退に伴い姿を見なくなっていた。
もはや、レンズが「うにーっ」と伸びてくる超高倍率ズームカメラを見たことがない人もいるんじゃないかという時代にパナソニックの「FZ85D」がふいに出てきたのである。
末尾にDがついているのは「FZ85」のマイナーチェンジモデルだから。FZ85の発売は2017年……6年前だ。
なので最新の技術を使ってイチから設計したバリバリの最新カメラというわけじゃない。使って見ると、昔を知ってる人ほど懐かしさを覚えるというか、ちょっと古いなって感じるところもあるんだけど、じゃあ今の時代にFZ85をFZ85Dとして復活させた意味はないのか、というとそんなことはない……と思う。
FZ85Dの特徴はなんといっても60倍光学ズーム。しかも広角端が20mm相当とかなりの超広角なのだ。なので望遠に強いだけじゃないのである。
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