出版大手のKADOKAWAは8月9日、サイバー攻撃の影響を受けたオフィシャルサイトが復旧したと発表した。同社は6月8日から約2カ月の間、臨時サイトを運用していた。
KADOKAWAは、「復旧作業により、KADOKAWAオフィシャルサイトを閲覧できるようになりました」と報告。また「ご利用いただいております皆様には多大なご迷惑、ご心配をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
ただし全て復旧したわけではなく、今後は新刊書籍の書影画像や、映画・アニメの最新情報、書籍の売り上げランキング情報などを順次復旧していく。
KADOKAWAの出版事業は、ドワンゴのファイルサーバがサイバー攻撃を受けた際、被害の拡大を防ぐために関連サーバをシャットダウンしたことで出版製造・物流システムが停止していた。なお本の出荷については、8月中旬には平常通りに戻るという見通しを明らかにしている。
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