任天堂が8月22日、スマートフォン向けアプリ「どうぶつの森 ポケットキャンプ」(iOS/Android)のサービスを11月末に終了すると発表した。サービス開始から7年と比較的長寿だった上、高齢層も含めて幅広いユーザーに愛されていたゲームだ。
任天堂は、プレイデータを引き継いで遊べる買い切り型アプリを提供予定だが、フレンドのキャンプ場を訪れる機能など、オンラインならではの一部機能は提供されないという。
Xでは多くのユーザーが終了を悲しんでおり、「遠くに住む母がプレイしていて、母の安否確認ツールになっていた」「亡くなった友人のキャンプ場に行けばそこでは会えたのに」など、オンラインならではの使い方をしていたユーザーの嘆きは深い。
どうぶつの森 ポケットキャンプは、ディー・エヌ・エー(DeNA)、エヌディーキューブとの共同開発アプリで、2017年にサービスを開始した。
どうぶつたちが集まるキャンプ場の管理人になり、どうぶつとの交流を楽しんだり、家具を作ったり釣りをしたりなどのスローライフを楽しめる。ユーザー同士で「フレンド」になれば、フレンドのキャンプ場を訪問できる。
任天堂肝いりのゲームだけあり、普段スマートフォンゲームをしない高齢層も含めて幅広いユーザーに愛されていた。Xでは、長年利用していたユーザーから、最近始めたばかりのユーザーまで、多くの人がサービス終了を惜しんでいる。
「フレンド」機能で家族や友人と交流したり、遠くに住む高齢家族の最終ログイン時間を見て安否確認していたユーザーも少なくないようだ。Xでは、「母が元気か確認するのに便利だった」などと惜しむ声が複数ポストされている。
7年の間に亡くなってしまったユーザーもいる。「亡くなった友人のキャンプに行けば、そこでだけは会えていたのに」「亡くなった親戚に会えなくなる」といった声もみられる。
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