ゆうちょ銀行は9月4日、Xで掲載していた広告に他金融機関の貯金通帳の画像が含まれていたと発表した。同行は原因について「広告制作に際しての確認が不十分であった」と説明。広告はすでに配信を停止したという。
広告は、クレジットカードの引き落とし時などに不足分を自動で融資する「口座貸越サービス」を宣伝するもの。しかし「ゆうちょ銀行のATMでは存在しない記帳フォントになってる」と、フォントの違いから別の銀行の通帳を使っているのではと指摘する投稿が話題になっていた。画像の色調を変えると「Mizuho Bank」という透かしが浮かんだとする投稿も多数あった。
ゆうちょ銀行が広告に使用していたのは、画像素材サイト「PIXTA」上にある画像とみられる。写真素材の名前は「預金通帳(貯金通帳)の残高・明細」。投稿者はPIXTAの会員だ。どの銀行の通帳なのか記載は特にないが、画像には銀行名の透かしのようなものも写っている。
ゆうちょ銀行は「当該広告をご覧いただいたお客さまおよび関係者の皆さまに心よりおわび申し上げるとともに、今後この様な事態を招かぬよう、十分な確認を行うよう努める」と謝罪。再発防止に努めるとしている。
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