ソニー・インタラクティブエンタテインメントが家庭用ゲーム機の上位モデル「PlayStation 5 Pro」(PS5 Pro)を発表した。すでにいろいろと話題だが、SNSは「値段が高い」という意見が多く「絶対欲しい」という声はあまり聞かれない。
ただ、筆者はちょっと欲しいと感じた。ネットでは「誰が買うんだ」という意見も見受けられるようなので、筆者がどういう思考回路で購入の検討に至ったか、参考程度に紹介してみる。
結論から述べると、筆者はPCのサブ機としてPS5 Proが欲しいと思った。筆者はPCゲームオタクで、仕事部屋兼自室にゲーミングPCを置き、SteamやEpic Games Storeのゲームを夜な夜な遊んでいる。一応Nintendo Switchも持っているが、メインはやはりPC。ゲームサブスクリプション「Xbox Game Pass」もよく使う。遊ぶジャンルはさまざまだが、リリース間もないインディーゲームをあさるのが特に好きだ(もちろん、いわゆる大作ゲームも遊ぶ)。
ただ、自室に空調がなく、真夏・真冬はゲームを遊び続けるのにちょっとつらい。リモートワーク時の仕事部屋も兼ねているので、ずっと座っているとしんどいという事情もある。できれば、寝室や居間でも、楽な姿勢で遊びたいなぁ……と考えており、「Steam Deck」「ROG Ally」などの携帯型PCか、通常モデルの「PlayStation 5」や「Xbox Series X│S」などの家庭用機を買おうと検討中だった。
できればクロスセーブがしやすいといいので「やっぱりSteam Deckがいいかな……」と考えていた一方、最近パートナーと同棲を始めたので「家庭用機の方が一緒に遊べていいかな」なんて考えていたのが現状だ。
そこにPS5 Proが出てきたので、ちょっと魅力を感じた。というのも、PS5 Proは「整えたPC環境と近い環境で遊びたい」というニーズにある程度応えてくれているからだ。
筆者に限らず、PCでゲームを遊ぶ環境を整えている人は、グラフィックやパフォーマンスにもある程度投資をしている人が多い。Steam DeckやXbox Series Sだと、ゲームによってはちょっとリフレッシュレートや解像度が相対的に気になってしまうかもなあ、という懸念はあった。
今でこそPCメインだが、かつて「PlayStation Portable」や「PlayStation 3」はそこそこ遊んでおり、PSNアカウントも持っているため、PlayStationで遊ぶことに抵抗もない。
12万円は高価だが、自室でも居間でもリッチな環境で遊ぶための投資……と考えれば、価格にもまぁ目は瞑れる。友達やパートナーとも一緒に遊べると考えたら、安くはないが納得はする。
競合するのはXbox Series Xか、PlayStation 5の通常モデルだ。PCで使う用に買ったXboxコントローラーもあるので、価格的にはXboxの方が安上がりだし、Xbox Game Passもあって遊ぶゲームに困らない。でも「アストロボット」など独占タイトルの存在も考えたらPS5の方がいいし、せっかくなら奮発してPS5 Proでも……というのが筆者の思考回路だ。
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