米Appleが9月17日から配信を開始した「iOS 18」の新機能「気をそらす項目を非表示に」に注目が集まっている。「Safari」に搭載されたもので、Webサイト閲覧時に目障りな広告などを非表示にできる。広告が粉々になって消えていく独特のアニメーションも含め、画期的な機能と評価する声も見られた。
使い方は、SafariのURLバー左側に設置されているリーダーアイコンをタップし、「気をそらす項目を非表示」という項目をタップすると、選択モードに移行。消したい広告を選んで「非表示」をタップすると、広告が粉砕されるようなアニメーションとともに消える。非表示にできる項目は広告に限らず、サイトに掲載されている画像などコンテンツそのものも隠せる。
非表示にしたい広告を選択する。画像は広告ではなく記事末尾のアンケートだがこれも選択できる(今回の記事とは関係ないが、もしITmedia NEWSが実施しているアンケートを見かけたらぜひ回答していただけるとありがたい)ただし、アドブロック機能ではないので、サイトをリロードしたら再び広告が表示されるため、広告が出現するたびに非表示設定にする必要がある。
昨今Webサイトでは悪質なものであったり、コンテンツを覆い尽くしたりする広告の出現頻度が高くなっていることもあってか、X(旧Twitter)では「これは便利」「(アドネットワークを提供している)GoogleとAppleの全面戦争が始まった」といった声の他、「気を逸らす項目を非表示」というAppleならではの表現に関心を寄せるユーザーもいた。
その一方で「便利だけどいちいち(設定しないといけないのが)面倒」「対策でバカみたいにレイヤーを重ねた広告が出そう」といった声もあり、完全なアドブロック機能ではないため、対策された広告の出現を予測するユーザーもいた。
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