「パルワールドの運営と提供に中断や変更の予定はない」──ゲーム「Palworld/パルワールド」を開発・販売するポケットペア(東京都品川区)は9月19日、任天堂とポケモン社が訴訟提起した件に対する声明を発表した。任天堂とポケモン社は同日、パルワールドが複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差し止めと損害賠償を求める声明を公表していた。
ポケットペアは19日時点で訴状を受領しておらず「先方の主張や侵害したとする特許権の内容などについて確認できていない」と説明。そのため、パルワールドの運営と提供に中断や変更の予定はないと発表した。訴状を受け取り次第、必要な対応を行うという。
ポケットペアは訴訟について「今回の訴訟により、ゲーム開発以外の問題に多くの時間を割かざるを得ない可能性がある状況は非常に残念だが、ファンのため、そしてインディーゲーム開発者が自由な発想を妨げられ萎縮することがないよう、最善を尽くす」と表明している。
「当社は東京を拠点とする小規模なインディーゲーム開発会社。私たちの目標は常に楽しいゲームを作り続けること。この目標は今後も変わらず、多くのゲーマーの皆さまに喜びを提供するために、ゲーム開発を続ける」(ポケットペア)
なおポケットペアは7月、アニプレックス、ソニー・ミュージックエンターテインメントと共にジョイントベンチャー「パルワールドエンタテインメント」を設立するなど、大手企業との連携を強化している。
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