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ガチ動画カメラの静止画性能は? パナソニック「GH7」を試す荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2024年09月29日 13時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 センサーはマイクロフォーサーズで2520万画素。像面位相差AFを採用しつつ、読み出し速度を高速化し、ローリングシャッター歪みの低減や高速連写を可能にした。

正面から。ボディが大きいのでセンサーが小さく見える。マウントの向かって左に2つ、右に1つ(動画記録ボタン)ボタンがある。グリップは大きくて深め

 G9 IIと同じセンサーか、そのマイナーチェンジ版と思われる。面白いのは、G9 IIの仕様では「Live MOSセンサー」、GH7では「裏面照射型(BSI)CMOSイメージセンサー」になっていること。「Live MOSセンサー」という呼称はもう使わなくなったのかも。

 ともあれ、積層型センサー機ほどではないが、歪みはあまり気にならなくなった。

 被写体検出AFもG9 IIやS5 IIと同等に進化しており、人間や動物の他、列車やバイク、飛行機なども検出する。

認識する被写体は6種類。被写体によっては、さらに細かく指定できる

 被写体検出AFを使い、AF-Cで撮影した電車。招き猫ラッピングだったけど、車体の目や鼻には目もくれず、ちゃんと列車のフロント部分を捕まえてくれた。

東急世田谷線の招き猫電車。曇天だったのでちょっと白がきれいに出てないのが残念(35-100mm 100mm 1/250秒 F3.2 ISO100)

 動画がメインのモデルだが、基本的にはデジタルカメラであり、上から見ると動画に特化してるわけじゃないのが分かる。深いグリップの上面にはドライブモードや撮影モードダイヤルがあり、そこは普通のハイエンドミラーレス一眼だ。

 ただ、赤い動画撮影ボタンと、その上にオーディオ情報表示ボタンがある。動画撮影ボタンは押しづらい位置だと感じたが、撮影モードを動画にするとシャッターボタンでも録画できる。これはよい。

深いグリップの上にダイヤルとボタン。録画開始ボタンとオーディオ情報ボタンは動画ならではだが、連写や撮影モードダイヤルはスチルカメラと同等だ

 オーディオ情報表示ボタンを押すと、画面にオーディオ関連の設定とレベルが表示され、撮影前にオーディオのチェックを行うことができる仕様だ。

オーディオ情報表示画面。これでマイクのセッティングや音量レベルをチェックできる

 背面はフォーカスモードレバーとAFモードボタンが一体化したLUMIXならではのデザイン。

背面から。GH6と同様。ロックレバー以外はG9 Pro IIとほぼ同様の構成だ

 ボディのデザインや操作系はGH6と同じと思っていい。

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