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移植作でバグ技あえて再現、「コナミ、分かってる」と歓迎される 「悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス」

» 2024年10月17日 11時46分 公開
[岡田有花ITmedia]

 「バグ技が正しく再現するように修正しました」――こんな変わったアップデート情報が注目を集めている。

 これは、コナミデジタルエンタテインメントが8月に発売した、「悪魔城ドラキュラ」シリーズの過去作品など4つのゲームを収録した「Castlevania Dominus Collection」(Nintendo Switch)のアップデート情報に書かれたフレーズだ。

 アップデートで再現したのは、「悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス」の一部のバグ技。同作は、ニンテンドーDS向けに2006年に発売されたもので、バグを利用した裏技がプレイヤーに親しまれていた。

画像 DS版「悪魔城ドラキュラ ギャラリーオブラビリンス」公式ページより
画像 バグ技の修正について書かれた「Castlevania Dominus Collection」のアップデート情報(黄色枠は編集部)

 プログラムのバグは本来、修正されるべきものだが、見過ごされたままリリースされることもある。バグがプレイヤーに発見され、裏技として広がると、“バグ技”と呼ばれてプレイの楽しみの一つになることがある。

 移植作に過去作のバグの仕様をあえて再現したアップデートが加わったことは、「バグの再現なんて初めて聞いた」と驚かれている他、「コナミ、分かってるなあ」などとプレイヤーから歓迎されている。

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