米Appleは10月28日(現地時間)、24インチの液晶ディスプレイを搭載した一体型デスクトップの新型「iMac」を発表した。チップを「M4」に刷新した他、新しい1200万画素の内蔵カメラを搭載する。同日より予約を開始し、11月8日に発売予定。
ディスプレイは4.5Kで、反射や映り込みを大幅に減らすNano-textureオプションを新たに設けた。内蔵カメラは、被写体を自動認識して常に中央に写るようにするセンターフレームに対応。また、机の上に置いたものを真上から捉えたように画像処理するデスクビューにも対応。ユーザーと机の上を2つのカメラアングルで収めることができる。
前モデルまで8GBスタートだったメモリは16GBスタートに底上げ。オプションで最大32GBまでの構成を用意する。M4チップは、M1と比べて最大1.7倍速く、写真のレタッチやゲームなど負荷の高い作業では、最大2.1倍まで高速になるという。M4のNeural EngineはM1比で3倍高速化され、AI処理性能が向上しているという。28日から米国で提供が始まったAI機能「Apple Intelligence」にも対応する。
なお、M4には8コアCPU/8コアGPUと、10コアCPU/10コアGPUの2種類が存在し、前者はThunderbolt 4に対応したUSB-Cが2ポート、後者は4ポートを搭載する他、メモリの最大容量も前者は24GB、後者は32GBなどの違いがある。
付属の「Magic Mouse」と「Magic Keyboard」は、充電端子がLightingからUSB-Cに刷新。本体、マウス、キーボードともに同一カラーで仕上げられており、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーの7色から選べる。価格はM4チップ(8CPU/8GPU)、16GBメモリ、256GBストレージモデルで19万8800円から。
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