フードデリバリーサービス「出前館」を提供する出前館社は10月29日、3日以上に渡ったシステム障害の原因が、マルウェア「RedTail」だったと発表した。すでにマルウェアは削除したが、確認作業などに想定以上の時間がかかり、サービス再開が遅れたという。
問題を確認したのは25日午後8時ごろ。一つのサーバに高負荷がかかっていたためサービスを一時停止。そのサーバを切り離してサービスを再開した。その後、原因の調査を続けていたところ、26日午後2時30分ごろに前日とは違うサーバが高負荷状態となり、再びサービスが停止した。調べたところ、コンピューティングリソースを不正に利用して暗号資産をマイニングするマルウェア・RedTailに感染していることが判明した。
同社はその後マルウェアを削除したが、サービス再開に万全を期するため確認作業を行ったところ、3日以上の時間がかかったと説明している。29日午後6時30分時点で、出前館はサービスを再開しており、また個人情報の漏えいも確認していないという。
「再発防止と、より良いサービスの提供に努めてまいりますので、変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます」(出前館)
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