　Appleは11月11日、AirTagまたは「探す」ネットワークに対応した端末の位置情報を、航空会社をはじめとした他社と安全に共有できる新機能「Share Item Location」を発表した。ロストバッゲージが起きた際などに、追跡を効率化できる。iOS 18.2に導入し、iPhone XS以降の端末に対応する。

　iPhone、iPad、Macの「探す」アプリで位置情報共有用のリンクを生成し、航空会社などに送信してシェアできる。

　受信者は、Apple Accountかパートナーのメールアドレスで認証し、持ち物の位置情報をインタラクティブなマップ上で確認する。マップは新しい位置情報が利用可能になると自動的に更新され、最終更新日時のタイムスタンプが表示される。

　持ち主は位置情報のシェアをいつでも停止でき、リンクは7日後に自動的に期限切れになる。持ち物がユーザーの手元に戻ると位置情報はすぐに無効になる。

　iOS 18.2のパブリックベータ版の一部として、グローバルに利用できるようになる予定。2025年初頭から、エアカナダ、デルタ航空、ユナイテッド航空をはじめとする15以上の航空会社が順次導入する計画だ。

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