次に特徴的なのが「要約」だ。メールやiPhone上での通知をまとめて表示してくれる。
このうち、通知の要約表示はうまくいかなかった。
というのが、普段日本語で使っているアプリやメッセージのまま、UIだけ英語にして使っていたためだ。通知の内容が英語でないとうまく働かないため、通知の要約や、「パーソナルコンテクスト」と呼ばれる、個人の活動履歴を活用したSiriの機能は、完全に便利さが分かるところまで使えていない。アメリカの反応を見る限り、まだまだ発展途上のようだ。それに、活動履歴の蓄積も当然必要だろうから、この辺が「便利」といえるまでにはまだしばらくかかるのではないか、と思う。
メールやiMessage本文の要約はシンプルだ。
本文の一番上に「Summarize(サマリーを作る)」ボタンが出てくるのでタップするだけ。英語のメールであれば要約を作ってくれる。この時、何度かリプライを重ねたメールだった場合、リプライの内容も含めて「これはどんな会話か」という形で要約が作れる。日本語のメールの場合には要約が作られない。
メールなどの要約機能はGoogleのGeminiにもあり、Gmailで試すことができるのだが、要約の内容・分かりやすさでは、若干Apple Intelligenceの方が勝るように感じた。
これは確かに、日本語で使えるようになれば便利だろう。
文章を書くための「Writing Tools(作文ツール)」もある。
これは基本的に、「テキスト情報のある場所ならどこでも機能」する。
以下の画像は、Xアプリの上でティム・クックCEOのポストを「よりくだけた感じ」で書き直してもらったものだ。英語がネイティブでない筆者の目からの理解だが、十分な品質であるように思う。
文章を要約したり内容を「公的な感じ」にしたりと、いかにも生成AIが得意そうな内容だ。
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