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「Recraft」はクリエイターの思考を支援するAIネイティブのデザインツールだった(1/5 ページ)

» 2024年11月29日 12時27分 公開

 生成AIが広まり、とくに画像生成AIは様々な場所で物議を醸しています。従来のデザインツールも、この生成AIの動きを取り入れるところ、取り入れないところが出てきました。ただ、まだまだメインのツールを補完するという形で提供されているのが現状でしょう。

 そんな中、AIスタートアップのRecraftが発表した「Recraft V3」が注目を集めています。触ってみたところ、なるほどAIネイティブのデザインツールとはこういうことになるのかと、ひざを打った次第です。

AIスタートアップのRecraftが発表した「Recraft V3」(公式サイトより)

 Recraftにログインするといきなりページが表示されます。これ、少し分かりにくいですが、実はRecraftの説明画面になっています。ここを眺めて、一度ホームに行きます。

 ホームはプロジェクトが並ぶ画面ですが、ログイン直後は以下のような画面になっています。これ、テンプレートのように見えますが、これはRecraftでできることの羅列とそれぞれのチュートリアルとなっています。そして、これは1つのプロジェクトの中ですべて同時に使うことができます。

Recraftでできることの羅列とそれぞれのチュートリアル

 機能を項目ごとに説明すると……

  • Basics(基本機能) 基礎的な画像編集ツールと操作
  • Mockups(モックアップ) Tシャツやフラッグなどの商品に画像を配置できます
  • Vector generation(ベクター生成) ベクター形式の画像を生成する機能
  • Remove background(背景削除) 画像から背景を自動的に取り除く
  • Erase area(領域消去) 画像の特定の部分を消すことができる機能
  • Upscale and enhance(アップスケールと画質向上) 画像の解像度を上げたり品質を改善したりする機能

 ここでは、もっともRecraftらしい「Mockups(モックアップ)」について説明しましょう。マグカップを例にしてみます。

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