まず気になる車検費用についてお知らせしましょう。下図にもあるように、合計で11万5284円でした。今回、特に不具合はなかったので、こちらからの依頼はワイパーブレードの交換とタイヤローテーションだけでした。2年に一度の交換が推奨されているエアコンのフィルターは、昨年交換したので今回はパスです。
タイヤ残溝がフロント4.4ミリ、リア4.7ミリだったので、スタッフの判断でタイヤローテーションは実施しませんでした。タイヤローテーションについては、最初の1万キロ超え時点と、以後、残溝差異が1.5ミリ以上になった場合に実施を推奨しているとのことです。
タイヤ交換は、残溝2ミリ以下で推奨するとのことですが、この分だと、2ミリに達する前に、表面のひび割れなどの要因で交換することになりそうです。少し前に、EVは重いのでタイヤの減りがハンパなく早いといった趣旨の報道が話題になりましたが、少なくとも筆者の21年型Model 3に関してはその心配はないようです。
また、完全停止まで可能な回生ブレーキの恩恵がブレーキパッドの残量に現れています。フロント9mm、リア8mmでこちらも余裕です。あと何年乗ることになるのかわかりませんが、もしかしたら、ブレーキパッドの交換は経験しないまま、現行車を離れることになるかもしれません。
現行のModel 3以前、十数年間を共に過ごした前車メルセデス・ベンツの正規ディーラーと比較すると、車検整備基本料金や代行費用が高額です。ただ、メルセデスの場合、V6エンジンのオイル交換や部品代・工賃が高額でした。ちなみに、我が家の買い物車である軽自動車の三菱アイと比較するとModel 3が総じて高額であることは確かです。
多くの人が気にするバッテリーの劣化具合について報告します。「TeslaFi」というサードパーティのログサービスによる航続距離ベースでの推定値で言うと、納車時との比較で5.12%劣化しています。その一方「Tssie」というサードパーティアプリのレポートでは、10.8%の劣化とあります。
両者の間に2倍近い開きがあるので、どちらが正確なのかはわかりませんが、仮に10%の劣化と仮定すると、実質450kmだった航続距離が405kmにまで落ち込んだことになります。この先劣化率がどうなるのでしょうか。リニアに右肩下がりを示すのか、それとも、Teslaの公式レポートにあるように下げ止まって、劣化率が鈍化するのか…。引き続き注視していきたいと思います。
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