下の表は、納車時から2024年9月末時点までの総コストです。この他にも、ルーフガラスの日よけシュードやペット用のシートカバーなど個別事例的な出費はありますが、それは除外しています。
初年度の「タイヤ交換(1本)」というのは、約2000km走行時に筆者の不注意で機械式パーキングに入庫する際、左前のタイヤのサイドをエグってしまったことから、この1本だけを交換しました。
3年度の法定定期点検(23年10月)が、前年度と比較して1万4300円と安価なのには理由があります。このときの定期点検は、テスラの正規サービスセンターではなく、最寄りの民間の整備工場に依頼しました。
自動車保険は、20等級で本人・配偶者限定・ゴールド免許・その他各種割引きという条件です。それにしても、保険料の値上がりが激しいのには閉口します。車両保険の料率クラスが「16」に上がったのが原因のようです。初年度は、「12」だったと記憶しています。板金など修理費用が高額なTeslaの負の側面がここに現れています。
「保険キャッシュバック」は、運転特性連動型の保険契約によるもので、専用車載機器とスマホアプリの連携で、安全運転により一定以上の得点を記録すると、キャッシュバックを受けられる仕組みです。前車のときから毎年満額を受け取っています。保険料の値上がりを安全運転でカバーする形です。
Tesla車は、専用アプリや前述のTeslaFiというサードパーティのログサービスにより、車両の位置情報を確認することができます。TeslaFiであれば、過去ログを確認することができるので、車検入庫中の車両の挙動がわかります。9月3日の午前9時に関東陸運局神奈川運輸支局の車検施設に入ったことがわかります。
時間をさかのぼり、入庫した9月1日の午後には、サービス拠点の周辺を走っていることが記録されています。これは、荒れた舗装路において、ダッシュボード付近からカタカタと音がすることがある旨を伝えていたので、それを確認するための試験走行を行ったようです。結局、再現されず経過観察ということになりました。
その他にも、サービス拠点内において短距離移動を何回か行ったことが記録されています。
上記は、サードパーティのログサービスの話しですが、専用アプリからは、冒頭でも述べたようにサービスの進捗を逐次確認することができ、依頼した要望に対し「技術者メモ」という形で、コメントがフィードバックされるので、安心感につながります。
次の車検は、2年後の2026年9月です。仮に現行車を乗り続けることになれば、丸5年です。これまで筆者は、複数のシトロエンやメルセデス・ベンツを7年、10年、13年と1車種を比較的長く乗ってきました。果たして、今回のModel 3は、いつまで乗り続けることになるのでしょうか。
著者プロフィール
音楽制作業の傍らライターとしても活動。クラシックジャンルを中心に、多数のアルバム制作に携わる。Pure Sound Dogレコード主宰。ライターとしては、講談社、KADOKAWA、ソフトバンククリエイティブなどから多数の著書を上梓している。また、鍵盤楽器アプリ「Super Manetron」「Pocket Organ C3B3」「Alina String Ensemble」などの開発者。音楽趣味はプログレ。Twitter ID: @yamasakiTesla
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