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8割以上の企業がDXにつまずくワケ 越川慎司氏が徹底分析

» 2025年02月10日 17時30分 公開
[西田めぐみITmedia]

 労働人口の減少が深刻化する日本企業にとって、DX推進が重要な経営課題になっている。しかし、DX推進はうまくいく企業といかない企業で二極化しているのが現実だ。

 両社の違いはどこにあるのか。DX成功企業に共通する習慣や行動、視点は何か。2025年1月28日に開幕したオンラインセミナー「ITmedia デジタル戦略EXPO 2025 冬」で、800社以上のDXを支援してきた越川慎司氏がITmedia ビジネスオンライン編集部と語り合った。

 トークは「DXは半数以上が失敗に終わる?」というテーマからスタートした。越川氏は「(逆に言うと)5割の企業はDX推進が成功していることになるが、その数字には違和感がある。なぜなら、当社の調査によるとDX推進が成功している企業は2割未満だからだ」と話した。

 「成功に近付くためには、失敗確率を下げること」。越川氏はそう話し、DX推進が失敗する要因に「手段の目的化」「ゴールの未設定」を挙げた。

photo 越川慎司氏(クロスリバー 代表取締役)

 「DXはゴールではなく手段。DXが目的になると『頂上がない山登り』を延々としている状態になる。にもかかわらず、DXに取り組んでいる企業の73%は肝心のゴールが未設定」。越川氏はそう語り、これら失敗要因を克服することでDXの成功確率は3.5倍に上がるという自社の調査結果を示した。

 対談セッションでは、ほかにも「DX成功の鍵」になる文化風土やコミュニケーションのあるべき姿など、多様なテーマに話が及んだ。「働き方を変えるのはテクノロジーではなく人間」だと語る越川氏が説く、DX推進の成功企業に共通する習慣や行動、視点とは? 詳細はITmedia デジタル戦略EXPO 2025 冬のオンデマンド配信でチェックしてほしい。

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