フォントワークス(東京都港区)は2月13日、商号を「Monotype株式会社」に3月31日付で変更すると発表した。同社は2013年からソフトバンク傘下のSBテクノロジー(SBT)の子会社となっていたが、23年7月に、書体大手の米MonotypeがSBTからフォントワークスを買収すると発表。同年9月から傘下となっていた。
フォントワークスが提供する「LETS」「mojimo」「FONTPLUS」などの各サービスや、フォント組み込みを含む全ての事業については、Monotype株式会社の商号で今後も継続する。また、フォントワークスが国内で展開しているMonotypeのフォントサービス「Monotype Fonts」「MyFonts」の他、ライセンス事業などについても従来通り提供するとしている。
米Monotype Imagingは、世界最大級のフォントライブラリを提供する書体企業で、「Helvetica」や「Gotham」などの有名書体を所有していることでも知られる。フォントワークスは、現在の「Monotype株式会社」と合併した上で、商号をフォントワークスからMonotypeに変更する予定という。
フォントワークスは、商号変更の理由について「経営の効率化と両社の強みを最大限活かしたシナジー効果を創出し、日本およびアジア市場におけるフォント事業の拡大を目指す」としている。
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