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超スタイリッシュなフルサイズミラーレス「Sigma BF」登場 史上初、アルミユニボディ採用

» 2025年02月24日 17時00分 公開
[ITmedia]

 シグマ(神奈川県川崎市)は2月24日、Lマウント対応フルサイズミラーレスカメラ「Sigma BF」を発表した。アルミブロックから削り出したユニボディを採用しており、ボタン類もハプティクス対応の感圧式を採用するなど、日本のカメラでは珍しいスタイリッシュさを全面に押し出したカメラとなっている。

 ボディは、カメラ史上初をうたうアルミニウムインゴットから7時間かけて削り出された、つなぎ目のないユニボディ構造を採用。操作系は、3つのボタンとダイアルに集約。感圧式のハプティックボタンのため、物理的な摩耗が発生せず、正確な操作感が持続する他、ユニボディと合わせてシームレスなデザインを実現している。防塵・防滴に配慮した構造となっており、小雨などでの使用は可能(防水構造ではない)という。

 ユーザーインタフェースもBF用に開発。シャッタースピード、絞り値、ISO感度、露出補正、カラーモードといった項目を指先ひとつで操作でき、オート設定を組み合わせることで、一般的な撮影モードダイヤルの機能もカバーするという。デフォルトのライブビュー画面は必要最小限の情報のみを表示。ボタン類の上には小さな「ステータスモニター」が用意されており、設定中の項目はステータスモニターを見ながら変更できる。そのため、ライブビュー画面に全く情報を表示させないことも可能としている。

ユーザーインタフェースはハプティクス対応の感圧式ボタンと、ダイアルに集約
ライブビュー時は必要最小限の情報のみを表示できる
ライブビュー画面に何も表示させず、設定変更はボタン上のステータスモニターのみで行うことも可能

 有効約2460万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。シャッターは電子式(1/25600〜30秒)。オートフォーカスは、像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたハイブリッド方式。最新のアルゴリズムを採用し、被写体検出機能は人物だけでなく、犬や猫の認識にも対応する。

 映像撮影機能では、6KのL-Log収録に対応し、広いダイナミックレンジでの動画撮影に対応。ボディ内手ブレ補正は搭載しないものの、映像撮影用の電子式手ブレ補正を搭載(4Kまで)する。13種類のカラーモードも搭載。ティールアンドオレンジ、パウダーブルー、ウォームゴールドから、創造性と汎用性の高さを両立したリッチとカームまで、幅広いモードを備える。

 230GBの内蔵ストレージを備え、最高画質設定でJPEG画像なら1万4000枚以上、RAW画像なら約4300枚、6K/30p動画は2.5時間以上の記録が可能。インタフェースはUSB TypeCポートのみ。高速充電とデータ転送に対応する。蓋も兼ねるバッテリーは静止画で約260枚分、動画撮影時では約60分の稼働が可能。ボディの重量は約388g、バッテリー込みで約446gとなる。

本体上面はシャッターボタンとマイクのみ
サイドにはストラップホール
反対側には充電とデータ転送を兼ねるUSB Type-Cポートのみ

 発売は4月中旬を予定。公式オンラインショップの価格は38万5000円となっている。ボディカラーはシルバーとブラックの2色を展開する。

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