米Appleは3月5日、ハイエンドデスクトップ新型「Mac Studio」を発表した。新チップ「M3 Ultra」「M4 Max」を搭載。価格は32万8800円から、発売は3月12日を予定。
M3 Ultraは2つのM3 Maxチップを組み合わせた構造で、最大32コアのCPUと最大80コアのGPUを内蔵。M4 Maxは最大16コアCPU、最大40コアGPUで構成されている。Thunderbolt 5や最大512GBの統合メモリ、最大16TBのSSDストレージまで拡張できるのが特徴だ。
M3 Ultraモデルは「M1 Ultra」を搭載した旧モデルに比べ、最大2.6倍高速化。最CPUは32コアのうち24コアがパフォーマンスコアで、Mac史上最多のコア数という。「Neural Engine」は32コアに倍増した他、統合メモリは800GB/s超の帯域幅を確保。6000億パラメータの大規模言語モデル(LLM)をメモリ内でのみ実行できるという。
M4 Max モデルは「M1 Max」搭載の旧モデルに比べ、最大3.5倍高速化。最大16コアのCPU、最大40コアのGPUを搭載し、統合メモリ帯域幅は500GB/s超。世界最速をうたうシングルスレッドCPUパフォーマンスと、マルチスレッドCPUパフォーマンスを提供し、ビデオ編集や楽曲制作など高負荷・高速処理を必要とする作業に適しているという。例えば、M1 Max搭載モデルに比べ、Adobe Photoshopの画像処理が最大1.6倍高速化するとしている。
M3 Ultraモデルは最大8台の6K出力(Pro Display XDRなど)に対応、M4 MAXモデルは最大5台まで対応する。インタフェースは、前面にThunderbolt 5ポート×2(M3 Ultra)あるいはUSB-Cポート×2(M4 Max)、SDXCカードスロットを備える。背面は、Thunderbolt 5ポート×4、USB-Aポート×2に加え、10Gb Ethernet、HDMI 2.1、ヘッドフォンジャックを1つずつ内蔵する。
価格は、M4 Maxモデルが32万8800円から、M3 Ultraモデルが66万8800円から。M3 Ultraモデルの最高スペック(32コアCPU、512GBメモリ、16TBSSD)を選択した場合、価格は218万3800円。
Appleかたる詐欺メールに注意 「Apple IDのお支払い情報」などの件名でフィッシングサイトに誘導
「iPad Air」に新モデル 9万8800円から M3チップに刷新、「Magic Keyboard」も新型に
新型「iPad」登場 ストレージ増量で価格据え置き チップ刷新も「Apple Intelligence」には非対応
新型「iPad」登場 ストレージ増量で価格据え置き チップ刷新も「Apple Intelligence」には非対応
Visa、一部デビットカードがApple Payに対応Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR