米Googleは3月19日(現地時間)、新型スマートフォン「Pixel 9a」を発表した。Pixelのエントリークラス「Aシリーズ」の最新機種で、価格は499ドル(日本円で約7万4800円)。4月に発売予定という。日本のGoogleストアでも発売を予告しているが、国内価格や正確な発売時期については不明。
デザインを刷新し、Pixel 9シリーズと同じくフラットなサーフェスと丸みを帯びたエッジを持たせてあるのが特徴。最近のスマートフォンとしては珍しく、カメラバンプは薄く仕上げられている。カラーはPeony(ピンク)とIris(薄紫)の新色に加え、Porcelain(白)とObsidian(黒)の全4色展開。
6.3インチの「Actuaディスプレイ」を搭載し、最大輝度は2700ニト、リフレッシュレートは120Hzのアダプティブ仕様。プロセッサはGoogle最新チップの「Tensor G4」を搭載し、メモリは8GB、ストレージは128GBまたは256GBから選択可能。バッテリー容量は5100mAhで、標準モードで最大30時間、エクストリームバッテリーセーバーで100時間以上の稼働が可能とされる。
Geminiに対応。マップやカレンダー、YouTubeといったGoogleアプリと連携できる他、Geminiと音声で対話できる「Gemini Live」にもアクセス可能。Gemini Advanced加入者は、Gemini Liveでのビデオ・画面共有機能も近日利用可能に。カメラで周囲の様子をGemini Liveに見せながら、それについて話しかけることができるという。また、オンデバイスAI「Gemini Nano」にも対応する。
アプリを切り替えずに画面を検索できる「Circle to Search」や、画像生成機能「Pixel Studio」などの AI を活用した機能も利用可能。「Hold For Me」「Direct My Call」「Call Screen」といった通話アシスト機能も利用できる。
カメラは、4800万画素の広角カメラと1300万画素の超広角カメラのデュアル構成で、新たにマクロフォーカス機能を搭載。前面カメラは1300万画素。消しゴムマジックやベストテイク、撮影者も含めた全員での集合写真が撮れる「AddMe」といったAI機能も利用できる。なお、広角カメラは1/2インチのイメージセンサー(8aの広角カメラは6400万画素の1/1.73インチ)を採用する。
IP68の防水・防塵性能を持ち、ディスプレイ内蔵の指紋センサーと顔認証機能を備える。また、発売から7年間のOSアップデートとセキュリティアップデートが保証されている。OSはAndroid 15。
そろそろ、忖度抜きで「iPhone 16e」の話をしよう
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