国土地理院は3月26日、点群データをWeb地図で扱える形式に変換した「点群タイル」閲覧サイトの試験公開を始めた。2月19日に提供を始めた点群データの提供範囲のうち、福島県いわき市南部の2次メッシュ「554036」「554037」の2面分を公開している。
点群データは、航空レーザー測量により得られた計測点の集合データのこと。地表面に加えて建物や樹木の高さも確認できるため、例えば浸水時のシミュレーションの高精度化など、防災・減災に役立つことが期待されている。
同サイトでは、計測時に撮影した写真と同じ色で表示されるため、臨場感のある立体的な表現(図)が可能な他、他の地図と重ね合わせて見ることもできるという。国土地理院は、試験公開により、今後の安定的な閲覧環境の提供に向けて必要な技術的・施策的課題を把握していく方針としている。
この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら。
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