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6年ぶり登場、LUMIX「S1RII」は全てが進化してダイエットにも成功した“全部入りカメラ”だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/8 ページ)

» 2025年04月13日 13時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 画面がうるさいのはいろんなオプションを表示しているため。水準器と手ブレを示すレーダーを出している。

背面から。フォーカス回りの機能はほぼ右手親指でまかなえる設計。スティックの感触もよし

 今回新しいのは左肩。静止画、動画、S&Qの切替ダイヤルがついた。昨今のトレンドだ。

 全体として、LUMIXならではのオリジナリティ+トレンドをがしがし取り入れた「全部入りカメラ」って印象だ。

 細かいところだが、WB・ISO・露出補正のボタンが3つ並んでいるが、全部ボタンの高さが違っており、ISO感度ボタンにはポッチがついていてファインダーを覗いたまま手探りで扱える。

 フォーカス関連はディスプレイ右上の1カ所に集められているのも分かりやすい。

 ただ、フォーカス関連の機能が昔に比べて大幅に増えた(特に被写体検出系)ことで1カ所に集めるのはちょっと無理が出てるかなという気がする。

AFモード画面ですべてコントロールできるが機能が増えすぎて、ちょっと複雑に

安定した画質はLUMIXならでは

S1RIIを構えているの図。ボディがコンパクトになった分、レンズ(LUMIX S PRO 24-70mm F2.8)が大きく見える

 では撮影だ。

 イメージセンサーは新開発の約4430万画素裏面照射型CMOSセンサー。S1Rよりちょっとだけ画素数が少ない(先代は4730万画素だった)。もちろん像面位相差AF搭載である。

 テストしてみると電子シャッター時のローリングシャッター歪みはちょっと出るので、積層型ではない気はするけど詳細は教えてもらえなかった。

 ボディ内手ブレ補正は強化されており、中央部で8段分を実現した。

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