久々の本格ハイエンドコンデジの新作が出た! と話題になったキヤノンの「Powershot V1」。スマホのイメージセンサーがどんどん大型化する中、今からコンパクトデジカメを買うなら1型以上のセンサーじゃないといやだよね……という層にずばり刺さる新型の1.4型センサー搭載である。
しかも広角系ズームレンズ搭載でスナップに最適。であるが、型番をよく見ると「V1」。「Powershot V10」と同じシリーズと考えられる。あれはカジュアルなビデオ向けカメラだった。
しかも、V1は“もふもふ”(ウインドスクリーン)標準搭載。「V」は「Video」か「Vlog」のVだと思われるわけで、動画撮影に軸足を置いた設計になっているのだ。
とはいえ、もちろん動画に特化したカメラというわけじゃない。かつてのハイエンド機「Powershot Gシリーズ」が写真7:動画3という感じのバランスで、「Powershot V10」が逆に写真3:動画7だとすると、Powershot V1は半々くらいの感じか。
写真用のカメラとしてPowershotらしさを維持しつつ、Powershot V10を発展させたVlogカメラ指向の機能をがっつり載せてきたカメラと思っていいだろう。まったくの新ラインアップなので、基本的なところからみて行きたい。
センサーサイズは1.4型でアスペクト比は3:2。画素数は約2230万画素。新開発のデュアルピクセルCMOSセンサーなのでAFも速い。
マイクロフォーサーズ(4/3=1.3333……)よりちょっと大きいと話題になったけど、それよりも「1型センサーの2倍の面積」を念頭に置いたものだそうな。
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