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1.4型センサー搭載のキヤノン「Powershot V1」は動画と静止画どっちも撮れる本格コンデジだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/8 ページ)

» 2025年04月19日 12時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 50mm相当でF4.5なので、センサーが1.4型とはいえ大きなボケは期待できないけれども、一般的なハイエンドコンデジと比べるとセンサーの素性がいいのか色や階調が滑らかでいい。

望遠端でポートレート。逆光気味だったので+1の補正をかけてある(25.6mm 50mm相当 1/120秒 F4.5 +1.0 ISO200)
公園に咲いていたカンシロギク(たぶん)(25.6mm 50mm相当 1/2000秒 F4.5 ISO100)

 特にこれなんかはシダレザクラのピンクと低木の緑と空の青がいいバランスで出てくれている。

シダレザクラと青空(19.1mm 37mm相当 1/1600秒 F4.5 ISO100)

 そして暗所へ。室内でガパオライス。さくっと撮ったのだけど、皿や目玉焼きの白さに引っ張られたかちょっとアンダー。

ちょっとアンダー気味になってしまったのが残念。ISO2500まで上がったけど、気にならない(18mm 35mm相当 1/100秒 F4.0 ISO2500)

 さらに夜。街灯のみにほんのりテラされた夜桜。こちらはISO12800まで上がった。

 ISO感度はISO100から32000までで、拡張ISO感度ではISO51200まで上げられる。使用感としてはISO12800くらいまでで抑えたいかなという感じだ。

街灯にほんのり照らされた住宅街の桜を望遠で。超高感度時のノイズ感を見たい人へ(25.6mm 50mm相当 1/50秒 F4.5 ISO12800)

 またSCNモードの手持ち夜景を使うと、電子シャッターを使って連写+合成でHDRが効いたっぽい夜景を撮ってくれる。

手持ち夜景モードで撮影した広角端での夜景。通常の撮影モードよりシャドウ部が生きつつハイライト部はおさえる感じで(8.2mm 16mm相当 1/15秒 F4.0 ISO1600)

 今回はあまり試さなかったが、SCNモードやクリエイティブフィルターには昔懐かしい様々な撮影が可能だ。HDR油彩調なんてのは最近見ないからね。

 連写は電子シャッターを使えば最高で秒30コマまでいける。

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