ITmedia NEWS >
STUDIO PRO

1.4型センサー搭載のキヤノン「Powershot V1」は動画と静止画どっちも撮れる本格コンデジだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(7/8 ページ)

» 2025年04月19日 12時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 ただ、メニューから細かくコントロールすると、いささかややこしい。電子式手ブレ補正をオンにしていると、自動水平補正をかけられないという排他的な構成になっているのだ。

動画時の電子補正をオンにしていると、自動水平設定がグレーアウトして選べない

 MENUからあれこれ設定すると排他関係が面倒であるが、そういう人はSCNポジションを使うといい。

カジュアルに動画を撮りたい人にお勧めなのがSCNポジションだ。A+に統合してしてもいいと思ったくらい

 動画時にSCNにすると3つの撮影モードを切り替えて使える。美肌、レビュー用動画(顔を優先せず手前にあるものにフォーカスがあう)、手ブレ補正動画の3つのモードが用意されており、手ブレ補正動画を選ぶと、5パターンからさっと選べる。

動画時のSCNポジションでQを押すとこのメニューが現れる。SCNでは3つの動画撮影モードを選べるのだ
ここで手ブレ補正動画を選ぶ
すると、5つのボタンからさっと自動水平補正を選べる

 分かりやすさや使い勝手からいうと、レビュー用動画(もっともカメラに近いものにフォーカスが合う)や手ブレ補正の切替は、SCNポジションではなく、A+(オート)の中に入れておくべきだったかと思う。

 自動水平補正はどのくらい効くか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR