富士フイルムから登場した「GFX100RF」。これはもう富士フイルムしか作らないだろうという、なんとも個性的で魅力的なカメラである。
GFX100RFとは何か。
身もふたもない言い方をしてしまえば、35mm判フルサイズより一回り大きなラージフォーマットセンサーを搭載したレンズ一体型カメラである。GFXシリーズはどれも「超高画質だけどレンズを合わせるとけっこう重くてデカい」代物だったが、GFX100RFはレンズ一体型にすることで軽量化を実現。質量は約735gと首から提げてスナップを撮りながら歩いても違和感がない。
X100シリーズのGFX判(ただしOVFなし)と思ってもわかりやすい。ラージフォーマットセンサーの高級コンパクト機だ。
そしてそれだけじゃおさまらない面白さがあるのだ。
まず、モノとしてめちゃ凝ってる。
付属する太いロープタイプのストラップが凝ってる。
続いて、角形フードが凝ってる。
標準ではこんな感じだが、これではフードやフィルタを装着できない。
そこでレンズの先についているリングを外し、付属のアダプターリングを装着。そうすると49mmのフィルターを取り付けたり(製品にはプロテクトフィルターが付属する)、角形のレンズフードを装着できるのだ。
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