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富士フイルム「GFX100RF」は高感度も意外にイケる魅力的な“1億画素”だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2025年05月05日 08時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 フードを付ける分、奥行きが大きくなるけど、撮影時はこれが基本かな。

角形フードフル装備。ちょっと大きくなるが、これならフィルターも装着できるし、余計な光も防げる。基本の形だ

 準備できたら撮影に向かう。

 何より素晴らしいのが、GFX100シリーズ……つまり1億画素のラージフォーマット機のクオリティをこのコンパクトなボディで楽しめること。このディテールや階調描写をX100シリーズを使う感覚で使えるのだ。何はともあれそこであるから、なんてことない街のスナップを気軽に撮れるのだ。

こういうのをさっと撮れるのがいい(35mm(28mm相当) 1/450秒 F4.0 ISO80 ノスタルジックネガ)

 それを踏まえた上で、GFX100RFならではの他にはない操作系があるのでそれを駆使してみたい。

 とにかくレバーやダイヤルが多くて、それが大変楽しいのである。特に余計なことしないで単焦点スナップカメラとして使えればOkという人には飾りでしかないけれども、せっかくなのでカメラの特徴を引き出したいって人にはたまらないのだ。

 まず正面から。レンズは35mm F4。ラージフォーマットセンサーなので、35mm判換算だと28mm相当になる。広角系のスナップ用カメラだ。

正面から。レンズは35mm F4。センサーが大きいので35mm判換算だと28mm相当になる。非常にシンプルだグリップ部のデザインが気になるはず

 画素数は1億画素(GFX 102MP CMOS II)で、圧倒的に解像感は高い。

 鏡筒には2つのリングが付いている。絞りリングとコントロールリング(MF時はフォーカス、それ以外ではフィルムシミュレーションかWBに割り当てられる)。わたしはフィルムシミュレーションに割り当てて使ってみた。

まずレンズ部。絞りリングとコントロールリング

 そしてユニークなのが右手人差し指エリア。

 シャッターボタンの同軸に3つのレバー・ダイヤルがある。

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