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ドコモ絵文字、25年の歴史に幕 6月下旬以降の発売機種から提供終了

» 2025年05月21日 11時44分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは5月21日、独自に提供してきた「ドコモ絵文字」を、6月下旬以降の発売機種から順次終了すると発表した。「昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑みて」の判断としている。

photo 提供を終了する「ドコモ絵文字」(NTTドコモ公式Webサイトより引用)

 韓国Samsung Electronics(以下、サムスン)のGalaxyシリーズでは7月以降に発売する機種から、その他のAndroid端末およびドコモケータイでは、6月下旬以降に発売される機種。提供終了後は、Galaxy製品ではサムスンが提供する絵文字を、それ以外のAndroid製品やドコモケータイではGoogleの「Noto Color Emoji」を提供する形となる。

photo 終了後、Google、サムスンにより提供される絵文字(出典:ニュースリリース)

 Galaxy製品では、7月以前に発売した一部の製品でも、10月以降のソフトウェアアップデートにより、ドコモ絵文字が利用できなくなるという。対象機種や時期の詳細は、ドコモのWebサイト上で別途案内するとしている。

 ドコモ絵文字は、1999年に同社のフィーチャーフォン向けに登場したオリジナル絵文字。「Emoji」の発祥として海外でも高い評価を受けており、16年には初期の176種類がニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵された。

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