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LINEの「メッセ長押しすると出せるアレ」、全絵文字に対応 若者の人気受け

» 2025年05月29日 11時00分 公開
[三好一葉ITmedia]

 LINEヤフーは5月29日、コミュニケーションアプリ「LINE」内の「リアクション機能」で、ユーザーが保有する全ての絵文字を使えるようにした。リアクション機能は、送受信から7日以内のメッセージや画像、スタンプに対し、ロングタップ操作で絵文字をつけられる機能。これまではLINEが定める6種類の絵文字しか使えなかった。

photo 保有する全ての絵文字でリアクション可能に(発表会にて編集部撮影、以下同)

 ロングタップ時のUIも刷新した。従来の6種類に代わり、直近のリアクションで使った絵文字5種類と、絵文字選択用のアイコンを表示する。このアイコンをタップするとキーボードが立ち上がり、任意の絵文字をリアクションとして選択・送信できる。送信された絵文字と送信者の一覧はタップで確認でき、そこから購入ページへの遷移も可能だ。

photo メッセージなどを長押しすると直近のリアクションで使った5種類と、絵文字選択用のアイコンが表示される
photo リアクションの一覧
photo 絵文字の購入ページにも遷移できる

 同社によると、リアクション機能の1日あたりの送信回数は世界で約5000万回、日本では約2500万回にのぼる。特に10代女性では利用率が78.2%に達するなど、若年層を中心に定着しているという。

photo 性年代ごとの利用割合(発表会資料より)
photo 日本では「いいね」の表情が利用の半分以上を占めていたという(発表会資料より)

 5月28日の発表会に登壇した同社の材木駿平さん(リアクション機能 プロジェクトマネージャー)は、「通知が届かないため、“反応はしたいが、悪目立ちはしたくない”という場面でリアクションが選ばれることが多い」と説明。一方で「表情がカジュアルすぎて使いづらい」「仕事で使える表現が欲しい」「好きなキャラクターを使いたい」といった声が寄せられていることを受け、新機能の開発に踏み切ったという。

photo 「もっと色々な表情が使いたい」という要望が寄せられていたという(発表会資料より)

 同機能では、サブスクリプション型サービス「LINEスタンプ プレミアム」の対象絵文字や、LINEのスタンプを自作して販売できる「LINEクリエイターズマーケット」で制作された絵文字も利用可能。材木さんは「制作ハードルの引き下げにも取り組んでいく」とした。

photo 登壇した材木駿平さん

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