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ソニー、「STAR SPHERE」活動休止を発表 「宇宙事業の可能性は引き続き模索していく」

» 2025年05月30日 16時55分 公開
[ITmedia]

 ソニーグループは5月30日、東京大学やJAXAと共同で推進してきた宇宙プロジェクト「STAR SPHERE」が、6月30日で活動を休止すると発表した。2月に人工衛星「EYE」が大気圏へ再突入し、役目を終えたため。

(出典:STAR SPHERE公式サイト)

 ソニーグループは「7月以降の新たな展開は現在のところ未定だが、宇宙事業の可能性は引き続き模索していく」としている。

 プロジェクトで開発した公式アプリ「EYEコネクト」は引き続き利用可能。EYEが撮影した美しい地球の写真や、過去のEYEの軌道シミュレーションなどを閲覧できる。

 STAR SPHEREは、「宇宙をすべての人にとって身近なものに」するビジョンを掲げ、2020年にプロジェクト立ち上げ。23年にソニーのカメラを搭載した超小型衛星「EYE」を打ち上げ、24年には一般参加者がEYEに指示を送って宇宙から地球を撮影する「宇宙撮影体験」を実施した。

EYEのイメージ(出典:ソニーグループ)
ITmedia NEWS編集部の指示でEYEが撮影した「富士山」……上空の雲
24年5月の大規模太陽フレア発生時のオーロラも捉えた(出典:ソニーグループ)

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