米Metaは6月16日(現地時間)、無料メッセージングアプリ「WhatsApp」に初めて広告を展開すると発表した。
広告は、Instagramの「ストーリー」に当たる「ステータス」の画面にのみ表示される。ステータスをスクロールしていくと、広告が表示されるという仕様だ。
ステータスは「アップデート」タブ内にあり、これまではテキスト、写真、音声メモ、動画メッセージなどを共有する場だった。
Metaによると、このタブは1日当たり15億人が利用しているという。
WhatsAppは、E2EE(エンドツーエンド暗号化)を採用しており、Metaですらユーザーの会話内容を知ることができないのが特徴のサービスだ。
この広告メカニズムは、ユーザーの国や都市、言語、フォローしているチャンネル、表示された広告への反応といった限定的な情報を使うと、Metaは説明している。WhatsAppをアカウントセンターに追加すれば、よりパーソナライズされた広告を表示できる。
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