米Metaは6月20日(現地時間)、米スポーツブランドOakleyとの提携による新AIメガネ「Oakley Meta HSTN」を発表した。欧米の一部地域で7月11日に499ドル(約7万3000円)で限定版モデルの予約受付を開始する。限定版以外のモデルは今夏後半に399ドルからで発売の予定。
HSTNは「ハウストン」と発音する。Oakleyが展開するサングラスのモデルの1つで、アーティストに人気のエリアであるニューヨークのマンハッタンにあるハウストン地区の雰囲気を取り入れている。
Metaは既にRay-Ban提携による「Ray-Ban Meta Glasses」を販売しており、その販売数は数百万本という。Oakleyモデルは、アスリート向けであることを強調し、キャンペーンではプロバスケットボール選手のJR・スミスやプロスケーターのブー・ジョンソンなどを採用している。
Ray-Banモデル同様に、前面カメラ、フレーム内蔵のオープンイヤースピーカーとマイクを備える。スマートフォンとペアリングして音楽を聴いたり、電話をかけたり、「Meta AI」とチャットしたりできる。
内蔵カメラとマイクを使って、Meta AIに見ているものに関して質問したり、見ているテキストを翻訳したりすることもできる。
アスリート向けとしてIPX4の防水性を備え、バッテリー持続時間もRay-Banモデルの2倍となる約8時間を実現した。充電ケース併用時は最大49時間駆動でき、内蔵カメラは3K動画に対応する。また、追加料金で視力矯正レンズの処方も可能だ。
Metaは、Ray-BanやOakleyを含むアイウェアブランドを擁する伊EssilorLuxotticaと複数年契約を結んでおり、今後さらに他のブランドのARメガネが登場する可能性がある。
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