ポケモン社は7月3日、ECサイト「ポケモンセンターオンライン」について、情報漏えいの可能性を発表した。何者かが不正に入手したとみられるID・パスワードでログインしたことを確認したという。ポケモンセンターオンラインは6月24日からサービスを停止しており、商品を閲覧・購入できない状態だった。
漏えいした可能性のある情報は、メールアドレス、氏名、住所、電話番号、生年月日、商品の届け先。クレジットカード情報は含まない。さらに、一部のアカウントは会員情報を変更された可能性がある。
同社は対策として、全会員のパスワードをリセット。さらに会員情報が書き換えられた可能性のあるアカウントを停止した。8月をめどに2段階認証も導入する予定という。
ポケモン社は、緊急メンテナンスとして6月24日午後2時ごろからポケモンセンターオンラインのサービスを停止しており、商品を閲覧・購入できない状態だった。メンテナンスは今回の不正ログインによるもので、被害拡大の防止が目的だったという。
サービスは7月3日午前11時の時点で再開済みだが、会員に対してはログイン時にパスワードを再設定するよう注意喚起。再設定時は、パスワードの使い回しなどをしないよう求めている。身に覚えのない注文などがあったユーザーに対しては、問い合わせ窓口に相談するよう呼び掛けている。
ITmedia NEWSは同社に対し、漏えいした可能性がある情報の件数や、情報の公開に1週間以上を要した背景について問い合わせている。詳細が分かり次第追記する。
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