この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「「Oracle Database@AWS」正式提供開始。これでAWS、Azure、Google CloudすべてでOracle Cloudインフラを用いたデータベースが利用可能に」(2025年7月10日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Oracleは、AWSにOracle Cloudのインフラを持ち込み、そこで同社のデータベースサービスを提供する「Oracle Database@AWS」の正式提供を開始したと発表しました。
Oracle Database@AWSは、Oracle Cloud InfrastructureのハードウェアやRDMAネットワークなど一式をAWSに持ち込み、その上で稼働するExadataやOracle Autonomous DatabaseとOracle Real Application Clusters(RAC)などのサービスが利用可能になるというものです。
これによりAWSのユーザーがOracle Cloudと同等の性能や機能、可用性を備えたオラクルデータベースを利用しつつ、AWSのストレージやコンピュート、ネットワークサービスなどを活用したアプリケーションを構築できるようになります。
オラクルは2023年にOracle Database@Azureの提供を開始し、2024年にはOracle Database@Google Cloudの提供をしています。
今回、AWS上でOracle Database@AWSの提供が開始されたことで、3大クラウドすべてでOracle Cloudインフラを用いたOracle Databaseサービスが利用可能になりました。
OracleとAWSが戦略的提携 「Oracle Database@AWS」提供へ
AWS上にOracle Cloudを持ち込んだ「Oracle Database@AWS」、限定プレビューの申し込みを開始
Oracle Cloudが丸ごと顧客のデータセンターで動く 野村総研も取り入れた、新たなITインフラの実力とは
Google CloudでOracleデータベースを提供へ 「Oracle Database@Google Cloud」発表
MicrosoftとOracle、「Oracle Database@Azure」発表 共同でAzure上でのOracle Exadataベースのマネージドサービスを提供Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR