「まるで紙のような質感」というキャッチフレーズのAndroidタブレットが登場しました。中国TCLの日本法人であるTCL JAPAN ELECTRONICSが、7月25日に市販を始める「NXTPAPER 11 Plus」です。どの程度のものだろうと思っていたのですが、実際に触ってみるとマットな表面処理の効果で、本当に紙に近い感触がありました。
ディスプレイのベースはIPS液晶なのですが、表面の特殊コーティングで反射を抑制しつつ紙のような触り心地を実現しています。フィルムが良い仕事をしているようです。
NXTPAPER 11 Plusには、Web閲覧や動画再生に適した通常モードの他に、2つの表示モードがあります。暖色系で雑誌を読むのに適した「カラーペーパーモード」と、「Kindle」のような白黒表示になる「インクペーパーモード」です。
表示モードは「NXTPAPERキー」と呼ばれる専用ボタンで切り替えるのですが、これが思った以上に便利でした。読書の時はインクモード、雑誌を見る時はカラーペーパーモード、動画を見る時は通常モードという使い分けが簡単にできます。
オプションのスタイラスペン「T-Pen」は、Bluetooth接続ではないので、ペアリング不要です。これが個人的には一番「おお!」と思ったポイント。一般的なタブレット用ペンって、いちいちペアリング設定が必要で面倒じゃないですか。
ところがT-Penは、USI2.0(USI:Universal Stylus Initiative)という規格を採用していて、近接自動認識でBluetooth接続が一切不要。ペンを画面に近づけるだけで即座に使えます。
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