ITmedia NEWS > 製品動向 >

“紙のような質感”うたうタブレット「NXTPAPER 11 Plus」の実力は?(2/3 ページ)

» 2025年07月24日 13時05分 公開

 実際に使ってみると、この認証待ちがないというのは本当にストレスフリーです。思い立った瞬間にメモを取り始められます。

「T-Pen」。オプションとして4000円で販売される予定

 表面フィルムのマットさのおかげもあり、書き心地はかなりいいです。4096段階の筆圧感知で、5ms未満の超低遅延。実際に書いてみると、確かに紙に書いているような自然さがあります。左利きの私でも全く問題なく使えました。

 このとき使ったアプリは「Google Keep」。そのときのメモを見てもらえれば分かるように、小さい文字も問題なく書けていますし、筆圧の違いにより線の太さもちゃんと表現されています。また130時間の連続使用時間で、USB Type-C充電という実用性の高さは評価できます。

殴り書きのメモ。小さい文字も問題なく書けていますし、筆圧の違いにより線の太さもちゃんと表現されています

バッテリー性能とスマートマネージャーの威力

 NXTPAPER 11 Plusは8000mAhのバッテリーを搭載していて、その持続時間は表示モードによって大きく変わります。

 通常モードに比べるとカラーペーパーモード、インクペーパーモードは低消費電力。実際に1週間使用した人の話では、毎日Kindleの電子書籍を読んで(インクペーパーモード)、充電したのは1回だけ。しかもその時点でまだ50%残っていたそうです。

 さらに設定画面を見ていて感心したのが、「スマートマネージャー」の充実ぶりです。アプリのバックグラウンド動作を最適化したり、けっこうがんばってバッテリー管理をしてくれます。

 またスマートマネージャーは自分で細かく設定しなくても機能するようになります。というのも、使っているとスマートマネージャーがバッテリーを消費する動作を検出し、必要に応じて警告を出すので、ユーザーはその警告に対してオン/オフを選ぶだけでいいのです。

Eye care設定画面

 設定画面の「Eye care」を見ると、「休憩アラート」(2時間の連続使用で10分休憩を促す)や「画面までの距離」(顔が近づきすぎるとアラート)などかなり本格的な目の保護機能が搭載されています。読書などで長時間使用する際には重要かと思います。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR