計量機器メーカーのエー・アンド・デイ(東京都豊島区)は7月30日午前11時ごろ、電子天びんや分析天びんなど、高感度な計量機器の利用を数時間程度控えるよう公式Xアカウントで呼び掛けた。同日午前8時25分ごろ、カムチャツカ半島付近で発生したM8.7の地震によって、表示が安定しなくなったとみられる事例を確認したという。
高感度な電子天びんなどは極めて軽い物体を計測する都合上、人間が感じない振動や風の影響を受ける場合もある。遠隔地の地震であっても、その揺れが建物などに伝わり、計測に影響することがあるという。
同社にも利用者から報告があり、SNSで注意を呼びかけるに至った。Xでは同日午後2時時点でも、電子天びんに影響が出たという投稿が散見される。
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