米Appleは7月31日(現地時間)、第3四半期(4月〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比で10%増の940億3600万ドル、純利益は9.3%増の234億3400万ドル(1株当たり1.57ドル)だった。
売上高、1株当たり純利益ともに、アナリスト予測(売上高は895億3000万ドル、純利益は1.43ドル)を上回った。
ティム・クックCEOは発表文で、「iPhone、Mac、サービスにおける2桁成長と、世界中のあらゆる地域セグメントでの成長により、6月期に過去最高の収益を報告できることを誇りに思う。WWDC25では、すべてのプラットフォームにわたる美しい新しいソフトウェアデザインを発表し、さらに素晴らしいApple Intelligenceの機能も発表できて大変嬉しく思う」と語った。
製品別売上高は、iPhoneが13.5%増の445億8200万ドル、Macは14.8%増の80億4600万ドルと好調だった。一方、iPadは8.1%減の65億8100万ドル、ウェアラブル、ホーム、アクセサリーは8.6%減の74億400万ドルだった。サービス部門の売上高は13.3%増の274億2300万ドルで、過去最高を更新した。
クック氏は業績発表後の電話会見で、第4四半期に8億ドルの関税コストが発生すると語った。その次の四半期については、約11億ドルの関税コストが発生する可能性があると語った。
同氏は、収益増加率のうちの約1ポイントは、潜在的な関税を回避しようとした顧客による駆け込み需要によるものだと語った。
米OpenAIが開発しているとうわさのAI端末がiPhoneを脅かす可能性があると思うかと問われたクック氏は、そうした端末はiPhoneに置き換わるものではなく、補完するものになるだろうと述べた。「iPhoneが存在しない世界を想像するのは難しい」(クック氏)
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