――Xで話題になった7月以降、アクセスはどのように変化しましたか?
7月以前と比べると、アクセス・アプリのダウンロード数ともに増加傾向が続いています。Xで話題になってから2、3日の間はどちらも数倍になりました。
想定以上の反響をいただき、驚いているのが率直な感想です。多くの方に機能を楽しんで使っていただいていることはとても嬉しいと感じています。
――「ミセスのライブの騒音問題が可視化される」など、天気を知らせる以外の使われ方が話題になりました。
音の伝わり方も天気に関係ないわけではなく、湿度や温度に依存するという側面があります。一見、天気と関係がないようでも、実は全く無関係の投稿ではなかったと思っています。
投稿の際は、いまの天気を必ず選択肢から選ぶ仕様となっており、天気アイコンが地図上に表示されるため、テキストは天気以外の内容でも、天気が知りたいユーザーにとって意味のある投稿になっていると考えています。
――機能や使われ方について、課題感はありますか?
投稿はAIと人の目を組み合わせながらチェックし、不適切なものについては削除しています。より精度を高め、健全な投稿の場を維持できる仕組みを引き続き検討していきます。
細かいところですが、感情表現を天気の選択肢(例えば「悲しさ」=「雨」など)で表現されるユーザーの方が一部いらっしゃるので、選択肢については実際の天気に関するものを投稿いただきたいと思っています。
――今後のアップデート計画は
これまでは、サービスとして便利や役立つということに焦点を当てた「機能的価値」を追求してきましたが、今回の反響を受けて、エモさやおもしろさなど感情に訴えかけられるような「情緒的価値」にも焦点を当てた取り組みも、今後は検討していきたいと考えています。
Yahoo!天気アプリとしては、引き続き天気を確認したいユーザーの体験をよくしていくことを最優先にし、個人のニーズに最適化された情報をもっとわかりやすく届けられる、毎日開いて楽しんでいただけるアプリを目指していきます。
ミセスのライブ騒音で周辺住民が悲鳴 被害地域を可視化したのは“次に来るSNS”だった
「昔のTwitterみたい」――Yahoo!天気の「みんなの投稿」機能が話題 地図上の“ゆるコメント”に「理想のSNS」の声
地図上から「今の天気」を投稿できる機能、ウェザーニューズにも 「虹」で検索もできるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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