「ボルガ博士お許しください!」──日清食品グループは9月9日、新商品「魔改造カップヌードル」のWebCMを公開した。1974年放送のテレビアニメ「チャージマン研!」とコラボレーション。「魔改造もつ鍋しょうゆ人間」となってしまったキャラクター・ボルガ博士の命運を描いた。
WebCMはカップヌードルの公式Xで「魔改造チャージマン研! 第35話『頭の中にニンニクとニラ』」と題して公開中。CMは、主人公・泉研が敵キャラクター・ジュラル星人からボルガ博士を奪い取るシーンから始まる。戦闘機での移動中、研はボルガ博士に対して「あなたは魔改造されたんです。その頭の中にニンニクとニラをぶち込まれて、今のあなたは魔改造もつ鍋しょうゆ人間なんだ」と告げる。
それを聞いたボルガ博士は、「そんなのいま日清から発売中の魔改造カプヌもつ鍋しょうゆ味みたいなじゃないか!」と訴える。博士のマシンガントークに耐えきれなくなった研は「ボルガ博士お許しください!」と言い、ボルガ博士を戦闘機から射出。ジュラル星人の飛行船に当て、大爆発を起こした。研はその後、魔改造カプヌを食べながら「かわいそうなボルガ博士」と言い、その死を悼む……という内容だ。
これは、コラボ先であるチャージマン研!の第35話「頭の中にダイナマイト」のパロディーとなっている。本家アニメでは、ボルガ博士はジュラル星人たちによって殺害され、生前の記憶と時限爆弾を頭に仕掛けられた人間ロボットにされてしまう。すでに博士を救う手段はなかったため、研は「ボルガ博士お許しください!」と言い、博士を射出し、ジュラル星人の飛行船を攻撃した。
コラボCMでも悲惨な運命をたどったボルガ博士に対して、Xユーザーからは「かわいそうなボルガ博士」「魔改造もつ鍋しょうゆ人間ってなんなんだ」「頭ん中がもつ鍋しょうゆなら、博士落とさなくてもいいのではないか?」「なぜ爆発するのか」など、博士の死を悲しむ声が相次いで上がっている。
チャージマン研!は、ICHIの前身であるナックが制作した、1974年放送のショートアニメ。研がチャージマンとなり、地球侵略をもくろむジュラル星人に立ち向かう。その内容は、低予算や制作スケジュールが原因で、超展開や尺余りが多く、ツッコミどころ満載である。しかし、ネットではこれが逆にウケて、放送から50年以上たつ現在も一部のユーザーから支持を集めている。
なおコラボCMのせりふなどは新録したものと思われるが、キャストなどは明らかになっていない。
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