Clicksの共同創業者には、YouTubeで100万人以上のフォロワーを持つMichael Fisher氏(ニックネーム:Mr. Mobile)も名を連ねる。そして特筆すべきは、元BlackBerryのデザイナーであるJoseph Hofer氏を起用したことだ。
Hofer氏は「Bold 9000」「Bold 9900」「Q10」「BlackBerry Passport」といった機種のデザインを手掛けた人物。
「過去に敬意を払いつつ新しい端末を発表するなら、実際にオリジナルのアイコン的デバイスをデザインした人物を呼ぶべきです」とMichaluk氏は語る。Clicks Communicatorは単なる模倣品ではなく、BlackBerryの精神を正当に継承する製品を目指している。
余談だがClicksには他にも「辞めBlackBerry」が複数人在籍しており、PR担当者も10年間BlackBerryのPRを務めていた人物だ。Michaluk氏はClicksのチームを「アベンジャーズのようなドリームチームだ」と評する。
米Appleや韓国Samsungといった巨大企業とどう競争するのか。この問いに対し、Michaluk氏の答えは明快だ。
「競争する必要はありません」
彼は自動車産業を例に挙げる。「道路を走る車のほとんどはセダンかSUVです。しかし、ピックアップトラック、ミニバン、通勤用の小型車の市場も存在します」
Michaluk氏によれば、スマートフォン黎明期は各社が競い合って面白かったが、やがて市場はつまらなくなったという。「全てが“セダン”になってしまった。世界中の人々がスマートフォンを持つようになった今こそ、特化する時代が来たのです」
では何に特化するのか、そこで掲げるのが「コミュニケーション」という。
Clicks Communicatorの側面には、通知内容によってさまざまな色で光るボタンがある。これがPrompt Key(サイドキー)だ。このボタンを押すことで、音声入力やAI機能、2回のプッシュでボイスレコーダーを即座に起動できる。
「ボタンは『書くこと』の象徴ですが、未来も見据えています」「過去にしがみついているのではなく、コミュニケーションの未来を作っているんです。これほど情熱を持って取り組んでいるチームは他にいないと自負しています」(Michaluk氏)
気になるのが日本での展開だが、ClicksのPR担当者によると販売を予定しているという。そもそも日本はClicks Keyboardの反応も良く、大きな市場だと語る。
「日本は私たちにとって非常に大きな市場です。日本人はガジェットやタクタイル(触覚的)な感触、キーボードが大好きですよね。昨年日本でオフ会を開いたら200人も集まって、みんなキーボードが付いた古いスマホを持ってきてくれました。日本の文化が大好きです」(Michaluk氏)
東大、“独立したキー”を自在に配置できる新キーボード開発 キー単位で気軽に再配列
明日開催、キーボードの祭典「キーケット2025」見どころは? 前回から規模2倍、出展物も多様に
チケット1000枚完売の自作キーボード即売会「キーケット」写真&動画レポート “幻のキーボード”再現も
もはや「◯軸」呼びは古すぎる “最高のメカニカルキーボード”に不可欠なキースイッチ最新事情と選び方
BlackBerryのアプリストア、2019年12月31日に閉店へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR