米Metaは5月5日(現地時間)、FacebookとInstagramで13歳未満のユーザーを検出する新たな手法として、AIを導入すると発表した。
未成年者を年齢に適した体験に確実に誘導することが目的という。Metaは両プラットフォームで13歳未満のアカウントを規約上禁止しており、2024年にInstagram、Facebook、Messengerでティーン向けの制限付き体験「Teen Account」を導入するなど、青少年保護の取り組みを強化してきた。今回の新技術は、その実効性をさらに高めるものと位置づけている。
新たに導入するのは、投稿、コメント、プロフィール欄、キャプションなどのテキストを横断して年齢に関する文脈的な手がかり(誕生日のお祝いや学校の成績に関する記述など)を探すAI分析と、写真や動画から視覚的な年齢の手がかりを読み取る“ビジュアル分析”だ。ビジュアル分析では、身長や骨格などの一般的な視覚的特徴からAIが大まかな年齢を推定する。Metaはこの技術について「顔認識とは異なる」と強調している。批判を受けて2021年に停止した顔認識のように特定の人物を識別するものではなく、画像全体のテーマや視覚的な手がかりを分析するものだと説明している。
既に米国、オーストラリア、カナダ、英国のInstagramで展開している技術を、EUの27カ国とブラジルのInstagramに拡大する。なお、ビジュアル分析など一部の高度な機能については、現時点では一部の国に限定して提供しており、今後より広範な展開に向けて取り組んでいるという。
プライバシーへの配慮として、このAIは特定個人を識別するものではなく、年齢の推定にとどまるとMetaは説明する。年齢の誤申告が疑われるアカウントについては、IDまたは英Yotiの顔年齢推定ツールを用いた年齢確認を求める仕組みも引き続き運用する。また、5月中に米国の保護者向けに通知を送り、子どものアカウントの年齢確認方法や、正しい年齢をオンライン上で申告することの重要性について子どもと話し合うためのヒントを提供する予定だ。
同社は、年齢確認の問題を単独で解決することには限界があると認めており、アプリストアおよびOS事業者(つまり、米Appleや米Google)が年齢確認を行い、その情報をアプリ開発者に提供することを義務付ける法整備を求めている。こうした集中型のアプローチにより、個々のアプリが異なるルールに対応する必要がなくなり、より一貫性のあるプライバシー保護も実現できると主張している。
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