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アクションカムは「コンデジの夢」を見るか 見えてきたスナップカメラとしての可能性小寺信良のIT大作戦(1/4 ページ)

» 2026年07月06日 15時25分 公開
[小寺信良ITmedia]

 6月1日、海外メディアを中心に、アクションカメラで知られるGoProが米証券取引委員会(SEC)への提出資料(Form 8-K)の添付書類として、財務諸表を改訂し、「継続企業の前提に関する重大な疑義」を開示した(英Digital Camera World誌の記事)と報じられた。かつては時価総額100億ドル超えといわれた企業が、直近では約2億ドルまで下落している。

 そんなタイミングで発表された新製品が、「GoPro Mission 1」シリーズだ(レビュー記事)。「コンパクトなシネマティックカメラシステム」として導入された新シリーズは、1インチセンサーを備え、最上位モデルとなる「MISSION 1 PRO ILS」は、マイクロフォーサーズマウント(MFT)を搭載したレンズ交換式となっている。

「GoPro Mission 1」シリーズ(出典:GoPro)

 当然のことながら、MFTマウントは防塵・防水ではないし、市販のレンズも全てが防塵・防水というわけではない。つまり最上位モデルは、水中撮影や激しいアクションを撮影するためのものではない。

 これに対して、多くのカメラユーザーは戸惑いを見せている。一体GoProはどこへ向かっているのか。

 実はアクションカメラ市場において、こうした変化が徐々に起こり始めている。アクションカメラはもはや、“アクションからの卒業”がテーマになりつつあるのではないか。

始まりはInsta360

 発端は、Insta360だった。2024年に発売された「Insta360 Ace Pro 2」専用として、中国のカメラアクセサリメーカー、Tilta Technologyから「Ace Pro 2 Xplorer Grip Kit」が発売された。25年3月のことである。Insta360からも同梱製品が発売されたところから、TILTAが勝手に作ったというより、2社の共同開発なのだろう。

「Insta360 Ace Pro 2」と「Ace Pro 2 Xplorer Grip Kit」。日本では「Insta360 Ace Pro 2 ストリート撮影キット」として販売されている。写真のストリート撮影グリップセットは1万5000円(出典:Insta360

 メタルケージにメカニカルなシャッターボタン、グリップを組み合わせたもので、アクションカメラをデジタルカメラ風にホールドするというものだった。

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