小寺信良のIT大作戦
アクションから卒業する「アクションカメラ」は、新ジャンル「ミニカメラ」を形成するか(1/4 ページ)
【修正履歴:2026年7月7日13時10分 ※編集部の都合によりタイトルを変更いたしました。こちらの記事は6日に掲載した「アクションカムはコンデジの夢を見るか 見えてきたスナップカメラとしての可能性」と同内容です。ご了承ください】
6月1日、海外メディアを中心に、アクションカメラで知られるGoProが米証券取引委員会(SEC)への提出資料(Form 8-K)の添付書類として、財務諸表を改訂し、「継続企業の前提に関する重大な疑義」を開示した(英Digital Camera World誌の記事)と報じられた。かつては時価総額100億ドル超えといわれた企業が、直近では約2億ドルまで下落している。
そんなタイミングで発表された新製品が、「GoPro Mission 1」シリーズだ(レビュー記事)。「コンパクトなシネマティックカメラシステム」として導入された新シリーズは、1インチセンサーを備え、最上位モデルとなる「MISSION 1 PRO ILS」は、マイクロフォーサーズマウント(MFT)を搭載したレンズ交換式となっている。
当然のことながら、MFTマウントは防塵・防水ではないし、市販のレンズも全てが防塵・防水というわけではない。つまり最上位モデルは、水中撮影や激しいアクションを撮影するためのものではない。
これに対して、多くのカメラユーザーは戸惑いを見せている。一体GoProはどこへ向かっているのか。
実はアクションカメラ市場において、こうした変化が徐々に起こり始めている。アクションカメラはもはや、“アクションからの卒業”がテーマになりつつあるのではないか。
始まりはInsta360
発端は、Insta360だった。2024年に発売された「Insta360 Ace Pro 2」専用として、中国のカメラアクセサリメーカー、Tilta Technologyから「Ace Pro 2 Xplorer Grip Kit」が発売された。25年3月のことである。Insta360からも同梱製品が発売されたところから、TILTAが勝手に作ったというより、2社の共同開発なのだろう。
メタルケージにメカニカルなシャッターボタン、グリップを組み合わせたもので、アクションカメラをデジタルカメラ風にホールドするというものだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
個人向けGeminiのモデル選択が厳格化 無料ユーザーが使えるのは「Flash-Lite」のみに
-
2
大阪公立大、システム障害で1週間近く休講に 出願期間中で入試にも影響
-
3
日経社員のGoogle Workspaceに不正ログイン 1646人分の個人情報漏えいか
-
4
「Androidのマイナンバーカード」提供へ 20日から 物理カードなしでも本人確認など可能に
-
5
「OpenAIの文化は壊れている」──安全性報告書を統括した従業員が退社し、寄稿
-
6
タイムズカー漏えいで集団訴訟の動き、登録3000人弱 呼び掛けた弁護士に聞いた──「謝罪で済む案件ではない」
-
7
渋谷区でシステム障害、窓口業務を縮小 復旧の見通し立たず
-
8
日本交通、不正アクセスで停止していた「電話でタクシー配車」再開へ 約3カ月ぶり
-
9
「SpaceXAI」→「SpaceXSI」に改名へ マスク氏、トランプ大統領の“AI呼称廃止”に追随
-
10
再び浮上した「クレカ表現規制問題」 クリスタやpixiv FANBOXの騒動からマンガ家が感じた不安と焦り
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR