VAIO type Pとドイツを旅する:CeBIT 2009“番外編”(4/4 ページ)
「まともに着いたためしがない」と同業者に評判のPC USER海外取材班。CeBIT取材では出国前から災難に遭遇。その危機を救ったのは「VAIO type P」だった。
CeBIT会場でスマートフォンを使う
CeBITの会場で「あれ、あのベンダーのブースはどこだったっけ?」などのちょっとした情報を調べたいとき、(軽いVAIO type Pもいいけれど)スマートフォンで調べられればとても便利だ。それ以外でも、複数のPCとデータを共有するために、IMP4対応のメールサービスやスケジュールサービス、データ同期サービスを利用しているなら、ネットワークにアクセスしないと何かと不便だ。
しかし、日本から持っていく「海外対応ケータイ」では、データ通信のコストが非常に高く設定されていてとても実用には耐えられない(ソフトバンクモバイルのXシリーズが6月からメール受信も1通あたり100円のミニマムチュージってどういうことよ)。こうなったら、思い切って「電話機能をオフ」にして、無線LANだけでスマートフォンを利用する術を考えることにしよう。幸い、T-MoibleのサービスはユーザーIDで管理されるので、複数の無線LAN端末が利用できる。スマートフォンでもVAIO type Pでやったように、ハノーバーメッセの無線LANサービスにアクセスして、そこから、T-Mobileへのローミングからログインすると……。
おお、見事にハノーバーメッセのログイン画面が表示された。ここまでできれば、CeBITの公式Webページからブース情報を検索したり、通常のインターネットサービスを利用できる。せっかくの“海外対応”のスマートフォンも、非現実的なコスト設定のおかげで、“スタンドアローンのPDA”でしかなかったが、少なくとも、ドイツではT-Mobileの“ホットスポット格安定額プラン”のおかげで、十二分に活用することができた。
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