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「被災地で7割減なれど日本全体で軽微なり」──BCNが分析する“震災インパクト”その話は信じていいのですね(3/3 ページ)

東日本大震災は、その被害の大きさと被災地域の広さ、そして、関東での計画停電など、デジタル家電の販売にも大きな影響を与えている……、と思っていたが。

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実績を伸ばすAndroidと長期集計で依然好調なiPhone 4

 説明会では、携帯電話の販売台数におけるスマートフォンの割合やOS別の販売構成比、製品出荷からの“初速”比較などが紹介された。それによると、携帯電話におけるスマートフォンの販売台数構成比は2011年3月で47.2%(資料には反映されていないが、口頭の説明では3月28日の週における集計で50%を超えるという)で、キャリア別では、ソフトバンクモバイルが68.2%と最も高く、次いで、NTTドコモの49.0%、auの28.8%となる。

 OS別の販売台数構成比では、Androidが2011年3月の集計で77.8%となった。Androidの成長に伴なって、キャリア別の販売台数シェアもNTTドコモがトップになり、2011年3月の集計で52.4%、2位のソフトバンクモバイルは25.7%で、auは18.1%、イーモバイルが2.4%と続く。なお、2011年2月から2011年3月の推移ではNTTドコモだけがプラス成長となっている。

 出荷開始からの“初速”販売台数では、NTTドコモのXperia arcが「今までにない記録」とBCNが評価するほどの勢いを示している。従来のXperia X10が“品不足”で勢いを失ったの対して、十分な数を用意したXperia arcは、勢いを維持しているという。また、長期間における販売台数累数の比較では、iPhone 4が依然として台数を増やし続けている。

 また、赤外線通信やワンセグ、そして、電子マネー機能を実装したスマートフォンの販売台数構成が50%に近づいており、日本の携帯電話特有の機能がスマートフォンでも普通に利用できるようになってきたことも示された。

携帯電話の販売台数におけるスマートフォンの構成比は2011年3月の暫定データで47.2%、3月28日の週には50%を超えたという(写真=左)。2010年11月以降急激に成長したAndroid採用モデルは、現在スマートフォンOSシェアで80%に近い(写真=中央)。出荷開始後からの販売台数推移“初速”を比べるとXperia arcの勢いが突出しているのが分かる(写真=右)

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